大工育成研修⑤の最終課題
『規矩術研修』を2月27日(土)、28日(日)と開催いたしました。参加された大工の皆様、
休みを返上し参加いただいた事、感謝申し上げると共に大変お疲れ様でした。

講師に下記の賞を授与された経験がある近藤進先生にご教授いただいました。
黄緩褒章（内閣総理大臣）
現代の名工（厚生労働大臣）
優秀施行者（国土交通大臣）
にいがたの名工（新潟県知事）

2日間、直接ご指導いただいた大工の皆様はとても貴重な体験をされたと思います。
1日目の展開図をホワイトボードを見ながら険しい顔でケント紙と向い合っておられた時は
どうなることかと少し心配しましたが、やはり大工さんです、技術となると生き生きと道具を使い作業されていた事は目に焼き付き一生忘れることはありません。

温故知新にならう様に、古い良き技術や文化は絶やしてはならないもので、その一つが大工技術ではないかと私ともは考えます。どんなに受注があっても技術のある大工さんが不足しているのでは満足のいく建築ができるはずもありません。
この地域で大工にあこがれる青年を増やし地域に根付いた仕事を続けられるよう、また若者が定住できれば地域は活性化できるのではなかと考えます。今後10年間が大きな岐路となる事でしょう。これからも若い大工さんに期待し応援していきたいと思います。